VAN JAC(ヴァンヂャケット)のご紹介
1951年、石津謙介がアイビーファッションを提唱し、大阪で有限会社ヴァンヂャケットを設立しました。60年代、アイビーファッションは瞬く間に若者の間に広まり、VANの紙袋を持っていることが若者の自慢のアイテムとなるほどでした。
VANは、単にファッションスタイルを打ち出してきただけでなく、アメリカの若者文化、ライフスタイル、精神そのものを日本に紹介しました。
社長である石津謙介(2005年没)は、メディアにも積極的に登場し、ファッションをビジネス面からも変えていきました。アイビーファッションで一大ムーブメントを巻き起こしたVANが1964年に移転した青山は、VANのファンの若者があつまり、VAN関連施設が軒を並べる「VANの街」と呼ばれていました。
普段我々がよく使っている「TPO(時time・所place・場合occasion)」、「カジュアル」、「プレミアム」、「トレーナー」という和製英語はVANが生み出したということからも、VANが流行だけでなく、日本の時代・文化も作り上げたことが分かると思います。
一時期VANが低迷した時期もありましたが、かつて青春時代にアイビーファッションにはまった人たちが、子供が独立したからもう一度自分らしいファッションを!とお店に戻ってきてくれています。
かつての流行最先端の若者たちが、いまでは「ファッションは若者だけのものではない。」とも言うかのように・・・。VANの店を通じてアイビーファッション仲間と楽しい時を過ごせるというのも、かつてのファンが戻ってきてくれた理由の1つかもしれません。
ファッションだけでなく、仲間やグッズ、ノベルティを通してライフスタイルも提供する、それがVANなのです。